番付表

大相撲・十両の意味とは?昇進条件や合計人数をまとめてみた!

大相撲の番付表で幕内の次の段位が「十両」で、ここから関取と言われて様々な優遇がされていきます。

十両と言われてどういった意味を持って名付けているのか知らない人も多いはずです!

そこで、十両の意味や、昇進条件や合計人数について調査しました!

十両の意味は「十両の給金を得ていたから」

十両の意味は、十両の給金を得ていたために十両と名付けられたと言われています。ただし、この説が正しいかどうかは不明なようですね。

また、大相撲の歴史は長いですが十両という位は元々無かったそうなんです。

実は、十両も幕下扱いで幕下十枚目と言われ、幕下より上の東西それぞれ10人づつがそのように言われていました。ですから、十両は関取扱いでは無く準関取扱いだったんです。

今では、十両からは関取扱いとなって「化粧廻し」「大銀杏マゲ」「付け人」といった高待遇となり、力士であればいち早く十両以上に上がりたいと思うはずです。

正式名称は「十枚目」ですから、相撲協会の規約などを確認すると十両ではなく十枚目と表記されています。

幕下から十両昇進の条件や十両合計人数は?

まず、十両に昇進する条件ですが幕下上位で勝ち越すことは必須条件です。

また、十両力士の成績も重要で大きく下がる力士や十両下位で負け越した力士が居なければ幕下から上がることが出来ないケースもあります。

ただし、幕下上位(15枚目以上)で全勝優勝などすれば高確率で十両へ昇進することが高確率で出来るでしょう。

基準としては、幕下15枚目以上で全勝優勝なら十両への昇進が優先されると言われています。

幕下上位で4勝3敗でモタモタしているといつまで経っても上がれないので、大きく勝ち越して十両へ一気に昇進したいところです。

十両の人数は東西それぞれ14名づつの計28名と決められています。前頭同様に十両も1枚目は存在しません!

十両筆頭⇒十両2枚目⇒十両3枚目…というように数字が大きくなるごとに番付下位になっていきます。

十両から幕内昇進する条件は?

十両から幕内に昇進するには、これも幕内力士の星取り具合や十両での番付位置などによって変わってきます。

十両6枚目で11勝4敗など好成績を収めても、十両上位の力士の成績や幕内力士の成績が影響するので、同じ番付位置で同じ成績を収めても次場所での番付がどこになるかは変わってきます。

この当たりも、番付は生き物と言われる所以でしょう。

逆に、十両から幕下に下がることもすぐにあります。十両に昇進しても、下位で負け越してしまえばあっというまに幕下に逆戻り。

関取と力士養成員(幕下、三段目、序二段、序ノ口)の違いはかなり大きいですから、1場所でまた辛い立場に戻ってしまいたくない力士がほとんどだと思います。

西十両14枚目と東幕下筆頭では、たった1つしか番付は違いませんが、待遇は大きく異なるのでまさに「天と地の差」と言えます!

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