番付表

大相撲・小結の意味とは?昇進条件や降格条件についてまとめてみた!

大相撲の番付表で四番目に位置づけされている「小結」ですが、本当の意味を知っている方はあまりいらっしゃらないようですね。

小結とはどういった意味ですか?

と、質問されると困ってしまう方が多いはずです!

そこで、小結の意味や昇進条件や、降格条件などを紹介していきたいと思います。

小結の意味は「小口の結び」

小結の意味ですが諸説あり、正確な意味は分かっていませんが主に「小口の結び」という意味があります。この小口とは「三役」のことで、大関・関脇そして小結が三役の最後になります。

小結に上がれば三役力士となり、千秋楽ではこれより三役として土俵にあがり一連の儀式を行います。

また、小結にかなうという意味で三役最初の一番に勝つと「矢」が送られることになっています。

小結の昇進条件や降格条件とは?

小結に昇進する条件ですが、特に決まっていません。前頭筆頭での勝ち越しや、平幕で大勝ちなどすれば小結に上がることは出来ます。

ただし、小結は基本的に定員2名となっているため空きが無ければ上がることは出来ません。

降格条件は負け越した場合に平幕に落ちてしまいます。ですから、小結に長く在位することは殆ど無く、落ちてしまうか関脇へ昇進するのが通例です。

平幕から小結を経由しないでいきなり関脇になるケースもあります。これも上位陣の星取りによってガラッと変わってしまいますから、目が離せないところ。

最低でも、小結として勝ち越しておかなければ平幕に落ちてしまうことになってしまうということ。小結は上位陣との対戦がありますので、小結まで上がってきても大きく負け越してしまうケースは少なくありません。

小結の地位は、大関昇進へ繋がっていく大切な番付位置でもあります!

大関昇進への条件としてこちらの『大相撲・大関の意味とは?昇進条件と陥落条件についてまとめてみた!』で書いていますが、「3場所連続で関脇または小結の地位にあり、通算勝ち星が33勝以上」が条件となっています。

小結での好成績は大関に昇進するための最初の一場所目とも考えられています。

過去に、「照ノ富士」と「栃ノ心」の2名は平幕⇒関脇⇒関脇での成績で大関になった数少ない力士です。基本的には、小結⇒関脇⇒関脇の成績または、少数ですが小結⇒小結⇒関脇の成績で評価されています。

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