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琴勇輝(佐渡ヶ嶽部屋/小豆島出身)のホウが無くなった訳は?手のテーピングは反則ギリギリ?

琴勇輝は佐渡ヶ嶽部屋所属力士で、香川県丸亀市出身ながら小豆島で相撲人生を過ごしたことなどがら、小豆島出身の琴勇輝として相撲を取っている。

琴勇輝と言えば、ホウの掛け声であったり、手のテーピング問題など話題がある力士。

そんな琴勇輝の相撲経歴を紹介し、どんな力士なのか探って行きたいと思う。

琴勇輝のプロフィールと相撲歴紹介!

四股名 琴勇輝 一巖(ことゆうき かずよし)
本名 榎本 勇起
生年月日 1991年4月2日
年齢 27歳
身長/体重 176センチ/164キロ
出身地 香川県小豆郡小豆島町
所属部屋 佐渡ヶ嶽部屋
血液型 B型
趣味 温泉、カラオケ
最終学歴 小豆島高校 中退
幕内優勝 0回
十両優勝 1回
幕下優勝 0回
三段目優勝 0回
序二段優勝 0回
序ノ口優勝 0回
殊勲賞 1回
敢闘賞 0回
技能賞 0回
金星 1回
初土俵 2008年3月場所
初入幕 2013年1月場所
得意技 突き、押し

<琴勇輝の相撲歴>
琴勇輝が相撲キャリアをスタートさせたのが、小学4年生のころ。隣の市にあった相撲クラブに通い始めたのがキッカケとなる。

中学でも相撲を続けたかった琴勇輝だったが近くの中学校に相撲部が無かったこともあって、小豆島に居を移して相撲を続けることとなった。

高校も小豆島高校に進学し相撲部に入部した琴勇輝は、1年生の時に四国四県対抗相撲選手権大会にて少年の部個人戦で優勝を果たしている。この優勝は香川県勢として初の快挙。

インターハイにも出場し団体戦において16強進出している。その結果として、全国高体連として海外遠征する際のメンバーにも選出されている。秋に行われた国体では8強まで進出した琴勇輝。

弱冠、高校1年生にして全国大会での活躍を見れば、残りの2年間で高校横綱へなる可能性を十分に秘めていたが琴勇輝は高校を中退して角界入りを決めた。

琴勇輝曰く「高校タイトルを目指すよりも、夢であったプロとしてやっていきたい」気持ちが強かったのだとか。

角界入りに際しては、複数の部屋からオファーを頂いていたそうだが佐渡ヶ嶽部屋へ入門した。九州場所での佐渡ヶ嶽部屋の合宿を見学しに行ったの決め手となった。

角界入りに際しては、合宿の見学を終えて帰路に着く中で母親に伝えて正式に決まったそうだ。母親として、見学に行くだけだと思っていたのに、まさか高校を中退してプロにいくというとは思っても見なかったかもしれない。

2008年3月場所で初土俵を踏んだ琴勇輝は、1年後には幕下まで昇進を果たす。幕下に上がってからは一度だけ三段目へ転落しているが一場所で幕下に復帰。

幕下13場所目となった2011年7月場所で、東幕下5枚目という番付で4勝3敗ながら十両昇進を果たしている。幕下上位と十両下位の成績に恵まれたものだったのだろうが、これも実力。

2011年9月場所で十両に昇進して関取となった琴勇輝だが、なかなか十両の壁を破れずに8場所を費やすことになる。十両では、二桁勝利を一度も経験することは無かったがジリジリと番付をあげていった。

2012年11月場所で、東十両3枚目で9勝6敗とし幕内に昇進するも一場所で十両に逆戻り。再十両では一場所に負け越したものの、2013年5月場所において13勝2敗となる好成績で十両優勝を果たした。

これで勢いに乗ったかに思われた琴勇輝だったが幕内では苦しみ再び十両へ転落。ようやく幕内力士として好成績を収めるようになったのが2016年3月場所。東前頭筆頭で12勝3敗となる好成績を収め関取まで昇進を果たす。

以降は、成績が伸び悩み幕内と十両を行ったり来たりする生活となっている。

琴勇輝の「ホウ」が無くなった訳は?

まず琴勇輝と言えば、立会いの仕切り前に「右手を拳を口辺りに持ってきて、ホウっ!」と掛け声をかける動作がありました。

この掛け声?には、観客も大いに沸いて一つの風物詩的なものとなっていたのです。個人的にも、特に問題があると思っていませんでした。

琴勇輝が番付を上げて、ホウが取り上げられるうちに審判部からお咎めを受けることとなります。

要するに、「ホウ」の動作は相撲道から外れている行為で必要ないから辞めなさいね!というものでした。相撲道の品格から外れているってことです。

この掛け声に関しては、横綱・白鵬も苦言を呈していて「自分との取組みではホウはやるなよ」とプレッシャーを琴勇輝にかけていたのです。

力士会では琴勇輝に対して「せき払い、やめろ! 犬じゃないんだから、ほえるな」とまで忠告。しかし、琴勇輝はその忠告にめげず白鵬戦でも「ホウ」を使かっていた。

このホウに関しては、パフォーマンスというよりも一種の「ルーティン」でスイッチを入れる意味合いが強いはず。

結局、協会からやめるように忠告された琴勇輝は泣く泣くこのルーティンを使わないようにした結果、成績も下降線をたどるようになった。

ただし!白鵬が言うな!!という思いはある。駄目押しにエルボーに、自らの取組みに物言いを付けるなどやりたい放題しているやつが言うのはちょっと腹が立ちますね。

手のテーピングは反則ギリギリ?

琴勇輝と言えば、気になるのが手のテーピングです!テーピングは指や手を守る上で必要なことがありますから、それ自体を否定するつもりは毛頭ありません。

ですが、琴勇輝の手のテーピングはガッチガチに巻かれていて、必要以上の分厚さを感じさせるものです。

手の殆どを覆うほどのテーピングをしていれば、同じ突っ張りや張り手でも威力が違ってきます。ガッチガチに巻かれたテーピングの部分で張り手など喰らえば相手もたまったものではありません。

このテーピングに関しては、解説者の中でもあまりよろしくないよねーと言っていた記憶もあります。

怪我を防ぐ意味での最低限のテーピングは良いにしても、相手にダメージを与えるような巻き具合は止めてほしいものです。

まあ、見栄えという点でよろしく無いというのも本音ではありますが…。

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