大相撲の番付表で小結以下の幕内力士を「前頭」とランク付けして番付表に記載されていますが、なぜ前頭というかご存知でしょうか?
- 前頭は何人くらい居るのか?
- 数字の大小で強さはあるのか?
このような疑問を持っている方もいるでしょう。
そこで、前頭の意味や、前頭筆頭への昇進条件や前頭の合計人数について調査しました!
前頭の意味は「前相撲」
前頭の意味は、前相撲から来た「頭」と前が組み合わさり、前頭と呼ばれるようになりました。三役の力士の前に相撲を取る力士たちという意味になりますね。
前頭は前頭筆頭⇒前頭2枚目⇒前頭3枚目といったように、ドンドンと数字が大きくなるにつれて番付が下がっていきます。
勘違いされている方の中には、前頭10枚目の方が5枚目よりも強いと数字で判断してしまうケースも少なくありませんね。
「前頭1枚目」は存在しません!前頭1枚目に当たるのが「前頭筆頭」と呼ばれる番付です。
前頭筆頭の昇進条件や前頭の合計人数は?
まず、前頭筆頭に上がる条件としては前頭二枚目以下で勝ち越す必要があります。負け越して上がることは出来ませんが、勝ち越しさえすればすんなりと前頭筆頭に上がることは可能です。
もちろん、負け越せば高い確率で前頭筆頭から番付を下げることになります。
前頭筆頭あたりまで来ると、番付上位との対戦ばかりになるので大負けして一気に番付を下げる力士も少なくありません。
このあたりは、小結とほとんど同じです。こちらの『大相撲・小結の意味とは?昇進条件や降格条件についてまとめてみた!』もチェックしてみてください。
前頭自体は最大で18枚目まで存在することが出来ますが、これは大関、関脇、小結の三役クラスの力士の数によって左右されます。
幕内力士の合計人数が42名と決まっているので、前頭の数で調整されることになるからです。
2018年9月場所では、前頭筆頭~前頭16枚目まであって平幕力士は合計32名となっていましたね。
幕内力士となれば、自分の四股名が入った着流しを着用することも許されます。力士として四股名が入った着流しを着れるのは身が引き締まる思い出もあり、大変嬉しいこともでもあるでしょう。