大相撲の醍醐味と言えば、現地での観戦ですよね!東京3場所、大阪・名古屋・福岡でそれぞれ1場所の年6場所に加えて、巡業で生観戦が出来ます。
初めて生観戦する方にとっては、ルールやマナーを知りたいと思っても、どんなルール、マナーがあるのか調べようがないというのが実情。
また、現地での楽しみ方やどういった服装をしていけば良いのかも分かりませんよね。
今回は、相撲を生観戦する際のルールやマナーを中心に、楽しみ方やオススメのファッションも紹介していきます。
目次
絶対ダメ!!取組み前力士の体を触るのはNG!
力士は、取組みに備えて土俵下に移動しますが、出番を前にした力士は集中して緊張状態です。その力士の体を触るのは絶対にダメ!!
もし力士の体を触ってしまったら、かなりムッとした顔でにらみつけることでしょう。
また場所入り前の力士に対しての写真撮影やサイン、握手を求めるのもNG行為です。
出番が終わって場所から出る際には、声を掛けてみましょう。そこでなら力士も出番前よりもリラックスしていますので応じてくれたりするかもしれません。
また巡業中は、力士も比較的リラックスしていますのでサインなどに応じてくれることも多いでしょう。
意外と知らない!座布団を投げる行為はNG!
横綱が敗れる波乱があると、座布団が宙に舞うのをテレビで何度も見たことがあるかと思います。大番狂わせには多くの座布団が飛んで、観客や審判、力士に当たってしまうなど危険が生じます。
実は、この座布団投げの行為は禁止されているのです!
当たり前のように座布団が飛んでいますが、場内アナウンスで「座布団を投げるのはおやめください」ということも言っています。
江戸時代や明治時代の名残りで座布団投げが行われるようになりましたが、本当は禁止行為なので止めましょう。お子さんなどに座布団が当たるのは非常に危険です。
大きな声援はOK!でも過剰な応援は…
大きな声で四股名を呼んで声援を送るのは大いに結構です!土俵入りの際にも大きな声援が飛んでいますが力士にとっても嬉しいものです。
ただし、注意点があります!
制限時間いっぱいを迎えて、両者が立会いを迎える前から立ち会うまでは声援は止めましょう。力士も集中していますし、息を呑むような会場の雰囲気を壊してしまいます。
立ち会ったあとは、四股名を呼んで応援するのはOKです!
明確なルールではありませんが、マナーとして同じ力士の四股名を連続で何度も呼ぶのは暗黙の了解でNGです!大人気力士・遠藤の名前を何度も何度も連呼していた女性が居いて、うるさいと話題になっていましたね。非常に不愉快になります。
また、手拍子コールもあまり褒めれたものではありません。いつしか、大声援とともに手拍子が起こるようになりました。特にご当地力士が出てくると、なぜか手拍子が起こります。
個人的には、連続コールや手拍子は聴いていて気持ちよいものとは言えません。
座っている場所から立ち上がったり、体を左右に動かしている方がいらっしますね。興奮したり、行司さんが邪魔になって見えないので仕方ありませんが、それをしてしまうと後ろのお客さんが見えなくなってしまいます。
楽しみ方やオススメの服装は?
楽しみ方ですが、大相撲を丸一日楽しみたいなら午前8時の櫓太鼓(やぐらだいこ)から楽しみましょう!寄せ太鼓を楽しみ、前相撲から楽しむのもよし!
本物の関取の相撲を見るために十両以上から見るものよし!
お酒を飲みながら会場の雰囲気を楽しむのも良いでしょう!
時間があれば丸一日楽しんでみて、次回から自分が見たいところややりたいことを見つけて楽しみ方を徐々に増やしていきましょう。
幕内の取組みは特にしっかりと見たいでしょうから、早めに言って買い物などをしておくと良いでしょう。
そして、18時過ぎからの櫓太鼓での打ち出しを聴いて帰るのが通な楽しみ方と言えるでしょう。
服装については、選ぶ座席によって変わりますがどんな服装でも構いません。テレビを見ていると分かりますが、いろいろな服装の方がいらっしゃいます。
注意としては、溜席や升席は靴を脱いで観戦するので脱ぎやすい靴が良いかもしれませんね。
また、大きな帽子をかぶったりしていると後ろのお客さんの邪魔になるので止めておきましょう。