相撲に関する豆知識

相撲で塩をまく理由や意味は?産地や豪快に大量まきする力士は誰?

大相撲の醍醐味の一つに、塩をまく所作があります。普通は塩をまくことにそれほど注目は集まりませんが、力士によっては大量にそして豪快に塩をまくので大盛りあがりします。

さて、塩を力士が土俵にまく行為。これってどういった理由や意味でまいているのか知らない人が多いんですよね。

私も相撲ファンと自称しつつ、塩をまく行為については知りませんでした。

相撲を少しでも理解していくためにも塩をまく行為について知っておきましょう!また、塩の産地や豪快に塩をまく力士ついても紹介していきます!

相撲で塩をまく理由や意味は?塩の産地や1日の使用量は?

土俵に塩をまく理由は、土俵の邪気を祓い清めるという意味があります。盛り塩などもそういった理由がありますよね。

仕切りごとに力士が土俵に塩をまくことで、邪気を清めたり、怪我をしないようにという願いも込められているのです。怪我は力士にとって絶対に避けたいものですから当然ですね。

元々、相撲は神事でしたから土俵の上は神聖な場所と捉えられています。そんな神聖な場所だからこそ、塩をまいて洗い清めるというが理由となっていますね。

基本的には、十両から上の「関取」だけが塩をまくことになっています。時間調整のために、幕下でも塩をまく場合もあります。

力士が塩をまいたあとに、指をペロッと舐めているのを見たことがあるかと思います。あれって何故舐めているのか気になりますよね?

決して、全ての力士が舐めている訳ではありません。舐める力士もいれば、舐めない力士も居ます。

理由ですが、特に意味は無いようです。塩を舐めることで、気分を引き締めたり、取組みへのスイッチを入れる意味のルーティンで行っている可能性があります。

 

本当なら、取組みごとにまくのが良さそうですが全ての取り組みで塩まいていたら時間が足りませんし、消費量も多くなりすぎてしまいます。

塩をまいているのを見て、『もったいないよなー』なんて感じる方も多いかもしれませんが、こういった理由や意味をもって塩をまいているので仕方ありませんよね。

塩の種類については、食卓で使用するような精製塩ではなく「荒塩」と呼ばれるもの。この荒塩は、海水を直接天日干しすることによって作られている塩のことを言います。

1日に使用する量は約45キロとも言われています。本場所15日間ですと、約600キロもの塩を消費する計算です。もったいないように感じますが、これはこれで塩生産業界にとっては嬉しいところでしょうね。

ちなみに塩を入れている物を、塩かごと言います!塩かごの塩を補充するのは呼出さんの仕事なのです。

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豪快に塩をまいていた力士は元・水戸泉関!塩まきすぎて滑った力士は?

現在は、錦戸部屋の師匠として活動されている元・水戸泉関。とにかく塩をまく量がすごかったですね!大きな手にぎっしりと塩を持って豪快に投げる姿には、観客も大盛り上がりでした。

個人名にも、いつも期待して水戸泉の塩をまく姿を待っていましたね。

塩のまき方は決まっていませんので、個人によって大量にまく力士がいたり、本当に少ししかまかない力士もいます。

あとは、まき方も下から上に投げるやり方や、横にスライドさせてまくやり方などなど、塩をまく動作一つにしても楽しみ方があったりします。

これも大相撲の醍醐味と言えるので、塩のまき方にも注目して取組みを見てみてはいかがでしょうか。

あまりに大量の塩をまいて、自らその塩で滑って敗れた力士がいます。旭日松という力士ですが、この力士も大量、豪快に塩をまくことで有名です。

ただし、幕内経験が殆どなく2018年現在では幕下に下がっているので、塩をまく姿をあまり見ることが出来ません。

自らの塩によって滑って負けていては本末転倒ですよね。

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