大相撲の本場所では、「升席」「椅子席」「溜席」といった3つの席が主に用意されています。この席の違いやどこがオススメなのか気になりますよね?
そこで今回は、「升席」「椅子席」「溜席」の特徴や料金を紹介し、個人的にオススメな席もお伝えしていきたいと思います!
両国国技館、大阪、名古屋、福岡など場所によって座席数や席が微妙に違ってきます。今回は両国国技館の席について紹介します。
こちらの『大相撲チケットの取り方紹介!両国・大阪・名古屋・福岡の販売日程について』も合わせて読んでいただけると、本場所の座席やチケットについてより知ることが出来ますのでオススメです。
目次
大相撲の醍醐味!溜席とは?
大相撲の醍醐味でもある溜席は、俗に「砂かぶり席」とも言われ間近で力士の取組みを見ることが出来ます。テレビ中継などでも一番映るのがこの溜席です。
砂かぶり席と言われるのは、あまりに近いので土俵の砂が飛んでくるというところから来ています。
また審判団もすぐ近くに座っていますので、かつての名力士を間近で見ることも出来る良い座席。その分だけ、値段もお高めですね。
溜席(砂かぶり):14,800円/人
メリット:土俵に近いのでど迫力の取組みや、ぶつかり合う音を間近で感じることが出来る。
デメリット:土俵より下の位置から見上げるために見づらい面がある。飲食や写真撮影が禁止されている。
稀に土俵から力士が落ちてきて怪我をする場合もありますが、責任は個人にあります。溜席で怪我をしても保証されないのでチケットを買う前には注意事項をよく読んでおきましょう。
特に、駄目押しするような危険な行為があると溜席は危険ですね。
大相撲を最適な距離で!升席とは?
升席と言われる席は、鉄パイプで正方形に囲まれた席で溜席のすぐ後方にあたります。主に、4つの座布団が敷かれていて靴を脱いで座布団へ上がって観戦します。
東西南北に15列分用意されている升席は、土俵に近い順からA→B→Cとなっています。距離は7メートルから30メートルくらいと席によってはかなり遠く感じてしまうかもしれません。
桝席A(2人用・3人用・4人用)1-8列目:6.65m-18.25m→11,700円/人
桝席B(2人用・4人用) 9-12列目:18.7m-24.3m→10,600円/人
桝席C(3人用・4人用)13-15列目:24.7m-29m→9,500円/人
メリット:席までお弁当やお酒を運んでくれるシステム有り。大相撲の臨場感を感じながらくつろげる。
デメリット:席によってはかなり遠くになってしまう。靴を脱いで座布団に座るのでトイレなど移動が大変。
大相撲を映画のように観れる!椅子席とは?
椅子席は主に3階に位置する席で土俵から遠く離れた位置にあたります。かなり上の方から全体を見渡せるので初めて相撲を観戦するには良い位置です。
値段もリーズナブルですし、直前でも席を取れたりするので予定も合わせやすいでしょう。
椅子A席 1-6列目:21.9m-29.6m→8,500円/人
椅子B席 7-11列目: 31.45m-36.4m→5,100円/人
椅子C席 12-13列目:38.4m-40.15m→3,800円/人
メリット:椅子に座ってゆっくり観戦出来る。値段もお手頃で、最後方の椅子席なら当日券もある。
デメリット:3階と距離がかなり遠いので臨場感にはかける。目が悪いと誰が誰か分からない。
どこの席がオススメなの?
正直言って、どの席にもメリットとデメリットがあるので一概にこの席じゃないと駄目!と言った席はありません。
- 金銭的に余裕があって迫力を満喫したいなら溜席。
- 迫力を感じつつも、お酒を飲んでまったりしたいなら升席。
- 迫力にはかけるものの金銭的に安く直前でも取りやすいのが椅子席。
個人的に、初めて大相撲を見に行くなら椅子席がオススメですね!まずは全体を見渡せる席に座って、どんなものなのか体験するのが良いかと思います。
その際に、升席や溜席なども確認しておいて次に座りたい場所を考えておくのが良いでしょう。
溜席はチケットが非常に取りづらいので、先行予約から参加しましょう。升席は平日などであれば直前でもチケットが取れるケースもありますのでオススメです。