宝富士は伊勢ヶ濱部屋所属力士で、花のロクイチ組と呼ばれている。この花のロクイチ組には、横綱・稀勢の里、大関・豪栄道、栃煌山、妙義龍、勢などそうそうたる力士がいる。
その中で宝富士は最高位が関脇ということで、稀勢の里や豪栄道には遅れを取っているものの世代最高クラスの力士とも言える。
そんな宝富士も6歳年下の若い奥さんをもらい、ますます活躍しなければならなくなった。しかし、なぜ関取の妻はこんなにかわいいのかと嫉妬心が生まれてしまう…
個人的な意見はこれくらいにして、宝富士のプロフィールと相撲経歴を紹介していきます。
宝富士のプロフィールと相撲歴紹介!
四股名 | 宝富士 大輔(たからふじ だいすけ) |
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本名 | 杉山 大輔 |
生年月日 | 1987年2月18日 |
年齢 | 31歳 |
身長/体重 | 185センチ/165キロ |
出身地 | 青森県北津軽郡中泊町 |
所属部屋 | 伊勢ヶ濱部屋 |
血液型 | AB型 |
趣味 | カラオケ |
最終学歴 | 近畿大学 卒 |
幕内優勝 | 0回 |
十両優勝 | 0回 |
幕下優勝 | 0回 |
三段目優勝 | 1回 |
序二段優勝 | 0回 |
序ノ口優勝 | 0回 |
殊勲賞 | 0回 |
敢闘賞 | 1回 |
技能賞 | 0回 |
金星 | 3回 |
初土俵 | 2009年1月場所 |
初入幕 | 2011年7月場所 |
得意技 | 左四つ、寄り |
<宝富士の相撲経歴>
宝富士が相撲キャリアをスタートさせたのが、小学3年生のころ。地元の相撲道場でコーチをしていたのが父親だった。半ば強制的に相撲を始めさせられた宝富士、嫌々通っていたと語っている。
ちなみに、宝富士が通っていた中里道場には幕内力士の阿武咲も通っていて後輩となる。
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中学でも相撲を続けてはいたが、本心では相撲を辞めたいと母親に言っていたとのこと。これが中学2年生のころ。
本人としては、勉強も好きなほうだったことから高校に進学して、相撲は辞める気でいた。しかし、運命とは不思議なもの。
中学3年生になった宝富士は、みるみるうちに相撲が強くなり都道府県中学生選手権にて3位に入るのであった。これが宝富士のハートに火をつける形となり、相撲を続ける決め手となるのである。
中学卒業と同時に角界入りも熱望された宝富士には、オファーが届いていたものの高校への進学を決めた。高校でも力を付けた宝富士は、インターハイや国体で個人戦において8強入りを果たしている。
その好成績によって、相撲の名門・近畿大学へ進学し相撲部へ入部。大学でも、3年生の時には全国学生相撲選手権大会にて2位に入った。その他にも、個人タイトルを6つ獲得している。
近畿大学と強いつながりを持っているのが元横綱・旭富士の伊勢ヶ濱親方。近畿大学出身ということもあって、宝富士は伊勢ヶ濱部屋へ入門し角界入りを果たす。
ここまでで最大のターニングポイントは、中学3年生の時に個人で好成績を収めたこと。その結果、全てが良い方向に転じて角界入りするまでとなった。
2009年1月場所で初土俵を踏んだ宝富士は、大卒でアマチュア相撲上位のレベルであったこともあり好成績を次々に収めた。
5月場所では序ノ口で6勝1敗、次場所は序二段で6勝1敗とし三段目へ昇進。7月場所では東三段目91枚目で7戦全勝優勝を果たし一気に幕下まで昇進。
幕下でも一度だけ3勝4敗と負け越してしまったものの、他5場所を6勝1敗または5勝2敗の好成績を収めて6場所で幕下から十両へ昇進するのであった。
初土俵から1年8ヶ月で十両へ昇進し関取となった宝富士。
十両でも二桁勝利こそ無かったが4場所連続で勝ち越し、幕内へ昇進。2011年7月場所で新入幕を果たした宝富士だが幕内の壁に当たり4勝11敗で十両へ降格。
十両筆頭で9勝を上げて再び幕内へ昇進するも、5勝10敗となり再び十両へ陥落となった。
2012年1月場所では東十両2枚目で10勝5敗の成績で、三度目の幕内昇進。東前頭14枚目で6勝9敗と負け越してしまい、また十両陥落とも思えたが前頭16枚目で踏みとどまった。
これが良い方向に向かい、次場所で9勝6敗と初めて幕内で勝ち越しに成功。これで上昇気流に乗ったかと思えたものの、二場所連続負け越しで3度目となる十両陥落。
しかし、十両ではしっかりと勝ち越しを収めることが出来る力があったので、9勝6敗とし4度目の幕内昇進を果たした。
十両以上、幕内未満の力とメンタルだった宝富士だから、なかなか抜け出すことが出来なかったのだろう。どこか吹っ切れれば良い方向向かうはずだと、感じていたかもしれない。
2013年1月場所からは十両に陥落することなく、幕内力士として相撲を取り続けている。ただし、大きく目立つ成績は収めることが出来ていない宝富士。
2016年9月場所には、西関脇まで昇進を果たしてはいるがその後はぱっとした成績がない。二桁勝利もなく、2018年3月場所から11月場所では5場所連続で負け越してしまっている。
個人的には、腰が重い感じがする宝富士だが心が優しい印象を持っている。メンタル的に一皮も二皮も脱皮して更なる活躍を期待している。