大相撲の座布団といえば、「横綱が格下相手に負け波乱が起きたとき」に乱れ飛ぶ姿を何度もテレビで見たことがあるはずです。
そもそも、なぜ座布団を喜んで投げるのでしょうか?
場内放送では「座布団はお投げにならいようお願いします」と言っているのにバンバン投げてしまってますよね。
土俵まで座布団が飛べばまだ良いですが、溜席など土俵近くの席にいる観客に向かって飛んでいくことも多々見受けられ危ないと感じることもあります。
そこで、座布団を投げる意味や、座布団のお持ち帰りや値段についての情報も調査しましたので、チェックしてみてください。
座布団を投げる意味は「投げ花」の名残!
相撲で座布団が投げられている意味ですが、これは「投げ花」にあります!投げ花の意味は、ご祝儀を投げるということにあたります。
かつて、自分が贔屓にしている力士が勝負に勝ったら、自分が着用している羽織や帽子を土俵に向かって投げていました。
なぜ投げていたかというと、羽織や帽子を投げた本人に力士の付け人などが直接返しに来てくれます。その際に、投げ込んだ人から力士へのご祝儀が渡さえる流れになっています。
投げ花が行われていましたが、両国国技館が現在の新しいものに変わってからは禁止されるようになりました。
その変わりに懸賞金を勝った力士に渡すのが通例となり、投げ花が行われなくなったのが流れです。
しかしながら、投げ花の風習は座布団を投げるという形になって、現在に受け継がれています。実際は、座布団を投げるのは危ないので止めたほうがいいでしょう。
横綱に勝った力士としても懸賞金がもらえるので、座布団は必要ないでしょう。ただし、座布団を投げる意味は勝った力士のためですから、飛べば飛ぶだけ嬉しいのかもしれませんね
座布団のお持ち帰りは禁止!ただしOKな場合もあります。
座布団が乱れ飛んでいるのを見ていると、座布団って誰でも持ち運べるものだというのが分かりますよね。だったら、座布団は持ち帰り可能なのかな?と思いますが、これは禁止されています!!
まあ、当たり前ですよね(笑)みんなが持ち帰ってしまったら洒落になりません。
そもそも座布団を持ち帰ろうなんて人は居ないと思いますが…もし座布団を持って帰ろうとしたら、確実に強靭な肉体を持つ相撲関係者に捕まってしまうでしょう。
座布団は設備品ですから、盗難になってしまいかねません。
11月に行われる福岡九州場所では、座布団が固定されているために座布団は投げ込まれません。11月場所を見るチャンスがあれば、座布団投げが行われるかチェックしてみてください。
一方、座布団の持ち帰りがOKなこともあります。それは「巡業」の場合に、溜席に座ったら座布団をお土産品としてお持ち帰りすることができたりします。
この座布団を目当てに、巡業の溜席を取る人も多そうですよね。
本場所中は、力士もピリピリしていますが巡業中は力士もファンサービスをしっかりしてくれますので、巡業先なら力士のサインや写真撮影もできちゃったりします。
また、巡業先では座布団の販売もされていたりしますので、巡業に行くチャンスがあれば座布団を購入してひいきの力士にサインを貰っちゃいましょう!